
「平成28年10月定例会情報」
平成28年10月26日(水)、長谷部光重税理士事務所会議室において、今年度第5回目の定例会として、秋田県が秋田市と共同で整備する「新文化施設」の計画についての意見交換会を開催し、会員19名とオブザーバー1名が参加しました。
(意見交換会 概要)
県議会議員の三浦茂人会員と鈴木健太会員から、「新文化施設」計画の現在に至るまでの経緯と県議会議員の立場から各々の主張を述べていただき、その後、出席会員との意見交換をしました。
○経緯
- 県民会館の老朽化と秋田市文化会館の耐震補強など大規模補修が必要な状況にあることと、秋田の文化力を高め、地域活性化を図る目的で計画された。
- 県・市連携文化施設は、県民会館所在地とし、大規模コンサートが可能な高機能型ホールや舞台芸術型ホールを備えたものとする方針(案)が示された。
○意見交換
- 県・市の整備計画(案)が示され、県民会館所在地を予定地とすることとしているものの、駐車場問題が宙に浮いている。
駐車場として秋田和洋女子高校の案が出ているが、移転費用の不透明さと道路事情(一方通行路)が悪く交通渋滞が予想され、問題があるのではないか。 - 建設費は、200~220億円と見込まれるため、財源の一部を国の補助金を利用することになるが、市街地への建設が条件となっている。
駐車場問題を解決するために郊外への建設とすると財源的に厳しく、また市街地のにぎわいづくりのためにも中心市街地に建設することが望ましいと思う。
ただ、候補地としては、駐車場問題を解決する条件付の県民会館所在地、または駅東口地区や八橋運動公園地区も考えられるのではないか。 - 大規模イベントを開催した主催者には、駐車場がないことへの苦情が多く、二度と使いたくないとの声もあり、やはり駐車場の確保が重要である。
- 新文化施設は、使う側に使いやすい施設でなければならず、中途半端なものを造るべきではない。