
「第16期通常総会」を開催しました。
平成27年5月19日(火)、「千秋亭」において正会員16名、委任状出席12名、計28名、賛助会員1名の出席で、第16期(平成27年度)通常総会が開催されました。
・第1号議案 平成26年度活動報告の件
・第2号議案 平成26年度活動計算書承認の件
・第3号議案 平成27年度活動計画決定の件
・第4号議案 平成27年度活動予算決定の件
・第5号議案 理事、監事改選の件
議案審議の結果、第1号議案から第4号議案までについて、異議なく承認されました。第5号議案については、理事、監事とも留任で承認されました。平成27年度の主な活動として、昨年度に引き続き「土地活用・相続問題に関する無料相談会」と、初めての試みとなる「資産活用と相続に関する講演会」を開催することになりました。
「平成27年度第2回理事会」を開催しました。
平成27年5月19日(火)、「千秋亭」において、理事7名の出席で、理事長、副理事長、専務理事選任の理事会が開催されました。互選の結果、
理事長 長谷部 光重
副理事長 北嶋 正
専務理事 加藤 俊介
が選任されました。
「平成27年度第1回定例会情報」
理事会終了後、今年度第1回目の定例会を開催しました。長谷部理事長、山本理事、魚住会員、納谷会員が4月15日から19日まで、インドネシア視察に行かれたことから、「インドネシア最新事情」と題し、長谷部理事長から講演していただきました。また、視察に同行した仙台市のハイフィールド会計事務所代表会計士の田中康治氏がゲストとして参加されました。
講演概要は次のとおりです。
・インドネシアは、東西に5,110kmと非常に長く(アメリカの東西両岸とほぼ同じ)、赤道にまたがる1万3,466もの大小の島により構成される世界最多の島を抱える国である。
・人口は2億5,000万人を超え(世界第4位)、また、世界最大のイスラム人口国としても知られ、平均年齢は日本の43.8歳に対し27.2歳と非常に若い。
・信教の自由を保障しており、教徒数割合はイスラム教が約88%と大多数を占めるものの、プロテスタント、カトリック、ヒンドゥー教、仏教、儒教も国家公認の宗教と定められている。
・オランダによる植民地時代が長く続いたが、太平洋戦争終戦後の独立戦争では残留した日本人軍隊3,000人も加わって最前線で戦い、その結果1,000人が命を落とした。そのようなこともあって親日国家である。
・天然ガス、ニッケル、錫、ボーキサイトなどは世界有数の生産量を誇るが、石油類に関しては輸入国となっている。経済成長に伴う自動車の増加(インドネシアの渋滞は特に酷い)などにより、ガソリン、軽油などの燃料油需要に対して国内の石油精製能力が不足しているためである。
・「味の素」の現地工場は24時間体制で操業しているが、従業員であるイスラム教徒に配慮し礼拝場を設置しており、また、夜は家族全員で食事をすることなどを考慮している。
・企業の海外進出は、進出先の国に企業を設立し、現地従業員を雇用し、内需を創り生産、販売することが肝要である。また、現地情報と税法がどうなっているかを把握することが不可欠であるが、把握するためには、ジェトロの情報が有用であり、コンサルティングは日本語対応の日系国際会計事務所とのネットワークを利用することが必要になってくる。