2026.06.23
令和8年6月5日(金)~6月6日(土)、TKC東北会秋田県支部・資産活用委員会積水部会の研修旅行に、当法人6名が参加しました。茨城県にある積水ハウスの体験型住宅展示場「Tomorrow’s Life Museum関東」のほか、軽井沢町の軽井沢千住博美術館、軽井沢安東美術館、万平ホテルなどを視察しました。
「Tomorrow’s Life Museum関東」には、大宮駅から電車で40分ほどのJR宇都宮線・古河駅から車で20分ほど、積水ハウス関東工場のすぐそばにあります。異なる7つのライフスタイルごとに「○○さんち。」という名前で特徴あるモデルハウスが整備されています。それぞれのテーマや世帯名が設定された個性的な家が「一つのまち」のように広大な敷地に並んでおり、自分のスタイルに合った家づくりを楽しみながら考えることができます。
和の感性を大切にした家「ガブリエルさんち。」
読書とジャズが好きな日本文学者の夫、果実酒づくりと琴が好きな翻訳家の妻の家。




アートと暮らす家「柴門さんち。」
住宅兼ギャラリー兼ゲストハウス。リビングとつながるビルトインガレージも。




ほかにも
子育てファミリーの家「小林さんち。」
アウトドア好き三世代家族の家「外山さんち。」
食を愉しむ家「内藤さんち。」
アクティブシニアの家「山本さんち。」
自然の豊かさを享受する家「山際さんち。」
があり、異なった特徴のある家づくりを体験できます。
また、構造や耐火、耐震など、積水ハウスの高度な技術を紹介している施設もあり、暮らしの提案だけでなく安全・安心の情報収集ができるのも魅力です!
日本屈指の避暑地「軽井沢」。軽井沢の白樺をイメージしてつくられた橋上駅を出ると、旧駅舎がありました。


別荘地や居住地としても注目されている軽井沢の街には多くの人が訪れるため、景観を守る目的で建物の外観や高さ、色などについて細かい景観条例が定められており、自然と調和した美しい街並みです。全国チェーンのガソリンスタンドやコンビニエンスストアでも、看板や店舗は茶を貴重とした普通とは違うスタイルなのが印象的でした。
日本を代表する画家、千住博さんがつくった美術館。ちょうど開館15周年を迎え、千住さんがライフワークとしている「ウォーターフォール」(滝が落ちる様子を描いた絵画)の展示が行われていました。千住さんが軽井沢の名所「白糸の滝」を訪れた時の感動を作品にしたのが始まりだそうです。残念ながら撮影禁止だったため画像は掲載できませんが、館内にはガラス張りの中庭が4つあり、床はスロープになっているなど、建築物としても特徴のある美術館です。
国際的にも高い評価を受け、秋田にもゆかりのある日本生まれのフランス画家「藤田嗣治」の作品のみを常設展示している私設美術館です。ちょうど「生誕140周年 藤田嗣治展」が開催されていました。


藤田作品を核とする秋田の美術収集家といえば平野政吉氏ですが、安東美術館の展示作品は投資ファンド会社会長の安東泰志氏ご夫妻が収集したもの。藤田の作品に初めて出会った軽井沢町に、私財を投じて美術館を設立しました。その経緯や、安東美術館と秋田県立美術館との親交状況などを、館長の水野昌美さんが説明してくださいました。

美術館には安東夫妻がご自宅に飾ってきた藤田の作品約330点が所蔵され、藤田が描き続けてきた「少女」「猫」「聖母子」の絵画を中心に藤田の作品だけが常設展示されています。昨年には多数の藤田作品が所蔵されるフランスの「ランス美術館」と共催し、企画展を開催したそうです。秋田県立美術館とも共同企画を行っており、今後のコラボレーションに期待が高まります。
展示室ごとに壁紙が変えられており、雰囲気があります

この展示室は教会のような雰囲気。暗くてわかりづらいですが手前に軽井沢彫の椅子が置かれており、座って絵画を鑑賞できます

展示室をはじめ、美術館は安東邸を再現するコンセプトでつくられているそうです



世界で一点しかないアートケースのスタインウェイのピアノが置かれた休憩スペース「サロン ル ダミエ」


多くのコーヒー器具をつくってきた「HARIO」直営のカフェも併設されています

明治19年、カナダ人英国聖公会宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーと、帝国大学の教師ジェームズ・メイン・ディクソンが、万平ホテルの前身となる旅籠「亀屋」に滞在。亀屋の初代主人・佐藤万平の懸命なもてなしに感動した2人は、帰京した際、軽井沢の良さを広く宣伝したそうです。ホテルの重要性が高まると考えた万平は、亀屋の屋号を「亀屋ホテル」に変更。その後、外国人が発音しやすいよう「MAMPEIホテル」に改名しました。明治35年には現在の場所に移転。当時の建物はもう残っておらず、現在の建物は昭和11年に誕生しました。太平洋戦争後の一時期は、将校専用の休養向けスペシャルサービスホテルだったとのこと。何度か増築を重ね、国内外の財界人・著名人などに数多く利用されてきました。平成30年に「アルプス館」が登録有形文化財に登録され、令和6年には創業130周年記念事業の大改修が行われました。

アルプス館1階のメインダイニングルームは、和洋折衷の空間。「折り上げ格天井」や柱など、昭和初期の建具が再利用されています。地元の素材をいかした伝統のフレンチが堪能できます


「3世代で快適に楽しく過ごせるショッピングモール」をテーマにした、国内最大規模のアウトレットモール。元々はゴルフ場の一部を活用しており、広大な芝生の広場を中心に店舗が配置されています。ゆったりと食事や休憩ができるフードコート、子どもが遊べるキッズパーク、ドッグランなどもあり、単なるショッピングだけでなく集い、憩い、安らぎが生まれる場所です。




今回の視察研修では、大宮駅で下車して電車で茨城まで行き、積水ハウスの広大なモデルハウス群で最新の住宅スタイルを見学。軽井沢では美術館やホテル、アウトレッドを巡りました。行く先々の街には、確かに様々なところから多くの人たちが集って楽しむ姿が見られました。そのベースには、歴史とともに育てあげられてきたまちづくりの感性やアイディアが散りばめられており、単なる施設整備だけでは到達できない魅力があると感じました。歴史ある秋田のまちも、これから新たなフェーズです。研修で学んだことを色々な形で提言し、良いまちづくりに貢献したいと感じました。