
「平成30年10月定例会情報」
平成30年10月25日(木)、パーティーギャラリー イヤタカで開催されたTKC東北会秋田県支部主催の講演会に、平成30年度第3回定例会として会員18名が参加しました。講師は岩手県紫波町の「オガールプロジェクト」の企画立案に携わった株式会社オガール代表取締役 岡崎正信氏で「地域経済と公民連携~地域を助くる民間企業」の演題での講演でした。
同氏は日本大学理工学部土木工学科卒業 東洋大学大学院経済学研究科
公民連携専攻修了 地域振興整備公団(現 都市再生機構)に勤務後 建設省都市局にて地域再生業務に携わった方です。
日本一高い雪捨て場と揶揄されていた岩手県紫波町駅前広場の土地を国の補助金を使わずに民間の投資で街を活性化させることに成功しています。
補助金に頼らない公民連携のプロジェクトで、町有地10.7㏊に日本では数少ない構造の木造建築ホテルや、全ての設備が世界標準のバレーボール専用体育館、図書館、カフェ、産直マルシェ(農産物直売所)などが入居する複合施設である「オガール」をオープンさせ、年間80万人程の人が訪れており全国から注目を集めています。
同氏は、「民間の投資が街を活性化させるのであり、更に動機がないと失敗することになる。そしてやりたいと思っている人にやらせることである。またここで働く人たちにいかに豊かな生活を提供できるかが大事である」と話されました。