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第4回定例会として「TKC東北会秋田県支部主催の講演会」に参加しました

平成30年2月20日、秋田市の「パーティーギャラリー イヤタカ」において、TKC東北会秋田県支部主催の講演会に会員19名が参加しました。
講師は当法人の理事長でもある長谷部光重税理士で「ブランディング戦略」をテーマに講演しました。
当法人会員やTKC会員税理士・職員、関与先企業、イヤタカ友の会会員、シーガルクラブ会員等、100人を超える方々が熱心に聴講しました。


[講演概要]
「ブランディングとは顧客との約束である」

 ブランドの資産価値は、顧客のブランドに対する忠誠度が高いことである。
 また、ブランドを拡張する方法としてはM&Aだけではなく、ホンダの小型ジェット機開発や富士フイルムの医療画像処理開発のような新市場の開拓や、ユニクロと東レによるヒートテックの開発のように協業するという手もある。
 ブランディング戦略の優れている企業として、フェラーリ、ロレックス、スターバックスの例をあげ、最後にクリエイティブ・アートディレクターとして活躍している佐藤可士和氏について触れた。一般人にほとんど知られていなかった彼を有名にしたのは、マネージャーである妻だった。妻は「アートディレクター・佐藤可士和」のブランディングをする必要性があると考え、雑誌社への地道な売り込みから始め、テレビ出演、ビジネス誌への掲載、絵本制作などで様々な年代の人の目にとまるようにした。佐藤可士和氏はNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演し、ブレイクした。
 東京立川市にあるユニークなデザインとして知られている「ふじようちえん」の園舎や、TSUTAYA、TOKYO ROPPONGI(ツタヤとスタバの合体した新型店舗)のプランニング、「ユニクロ」「楽天」「セブンイレブン」「今治タオル」など有名企業のロゴも同氏によるものである。
 世の中を変えることができる人達に知られる事により、直接企業のトップよりブランディング戦略を受託し、結果を出し続けている。

 およそ2時間にわたる熱の入った講演は、聴講している者を唸らせるものでした。

(記 栗谷侑志)