
「12月定例会(バルト三国街並み事情・ゆき総合対策基本計画について)を開催」
平成25年12月16日(月)、長谷部光重税理士事務所において、会員17名が参加して開催されました。
最初に、本山理事が先頃バルト三国を訪れたことから、「バルト三国街並み事情」についての講話がありました。
(本山理事講話概要)
エストニア・ラトビア・リトアニアの三国は、それぞれ旧ソビエト連邦から独立した国々である。 エストニアは、三国の中でも経済的に一番発展している国で、バロック建築の教会が立派でナポレオンが持って帰りたいと言った教会もあり、また大学の天井の絵、KGB博物館など見ごたえがある。 街のあちこちにレンタル自転車があってとても便利で、街並みでは絵画を売っているストリートが印象的であった。
ラトビアは、アールヌーボー様式の建物がおよそ800棟ほどあり、歴史を感じさせる建物のある街並みである。街の広場には、出店がたくさん出ており、花屋が15軒ほど連なりとても綺麗で、また歌の広場としての野外音楽ホールで多くの人々が楽しめる。
バスのイヤホンによる観光案内は、10ヶ国語(残念ながら日本語はない)に対応しており各国の観光客に配慮している。石畳の道の敷石に歴史を感じ、街中が整然として美しい。
リトアニアは、建物はロシア正教の教会が多いが、教会がとても美しく、歩いていて楽しい街並みである。
本山理事の講話を拝聴しての感想ですが、建物であったり、花であったり、音楽であったり、美しいと感じられるものに人は感動するものであり、また古くても歴史を感じさせるものは残していくことが大切で、それらをどう組み合わせるかが街づくりに必要なのではないでしょうか。
(川口会員・秋田市議会議員の説明概要)
平成24年度の道路除排雪については、18年豪雪を超える想定外の記録的な豪雪にもかかわらず、初動体制の遅れもあり、適切に除雪をできなかった。
その経験を踏まえて、秋田市では平成25年度「ゆき総合対策基本計画」を策定した。
主な取り組みとしては、
・ 幹線道路、通学路、歩道等は、積雪10cm以上もしくは、超えると予想される場合は出動する。
・ 堆雪場の確保に努め、今年度は大規模堆雪場を新規に2ヶ所確保誌し、7ヶ所とする。
・道路パトロールを委託し、適切な道路状況を把握する。
・ 大規模堆雪場の秋田港埋立地の動線の見直しをし、搬入経路を一方通行とし利便性を図る。
・ コールセンターを開設し、市民からの電話に応対し本部職員の除排雪への対応の迅速化を図る。
・ GPSを作業車両に導入し稼働状況を把握する。
・ 高齢者等支援の推進として、雪寄せ支援の回数を1回から2回に増やし、雪下ろし費用の一部補助を行う。
・ 小規模堆雪場の確保のため、住宅街にある空き地などの固定資産税を冬期間の12月から3月末までの4ヶ月間減免し、近隣住民の堆雪場として確保(現在26ヶ所の申請あり)する。
などとなっている。
以上が骨子であるが、冬期間の市民生活の安全安心の確保のため、市民・委託業者・行政の協働が必要である。
長谷部理事長より、コールセンター開設に伴うコンピュータシステムのソフト開発、作業車両へのGPS搭載、道路パトロールなどについて、コールセンターの委託費だけでなく、それらに付随するハード面とソフト面での費用の詳細が不明である。市民の税金を投入する以上公表すべきであり、また費用対効果を検証し総括することが必要と思う旨の発言がありました。