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8月定例会(キューバ街並み事情・空き店舗活用)を開催

平成25年8月21日(水)、長谷部光重税理士事務所会議室に おいて、会員12名が参加して開催されました。
最初に、当法人 本山理事が5月にキューバに旅行されたことから、「キューバの街並み事情」についての講話がありました。
(本山理事 講話内容)

キューバは、社会主義国家であるが、そこに住んでいる人々は、陽気で気さくであり、また音楽が身近にあり、街中のあちこちで音楽が溢れている。また音楽会館では、中年の男女が楽器を奏でながら歌っており、地元の人達が観光客を相手に気軽にダンスの相手をしてくれている。 文豪ヘミングウェイがよく通ったとされるレストランや滞在していた有名なホテルなども人気が高く多くの人が集まっている。民宿をしたが、料金がとてもリーズナブルで食べ物も飲み物もボリュームがあって、とても美味なものであった。 秋田の街並みはもっと楽しさが感じられるような工夫が必要だと思う。

本山理事の講話を拝聴し感じたことですが、秋田市の街並みは夜ともなれば、道行く人をほとんど見かけることもなく、楽しそうな音楽も流れてきません。一説によると秋田の県民性はラテン系だとも言われています。秋田市内のどこかに、生の楽しそうな音楽がながれ、気軽に飲食ができ、老若男女が楽しく踊れるようなストリートがあってもよいのではないでしょうか。

続いてゲストスピーカーのタゴデザイン工房代表 田郷岡直美さんの講話です。田郷岡さんは、オーストラリア留学を経て故郷秋田で起業、県内クラフトイベントやインターネットで世界を市場として、和の着物やレザーを素材としたオリジナルの手作りバッグや小物を、秋田市内の自宅で製造・販売している方です。2010年の「日経デザイン」に掲載され、また2013年6月には「秋田さきがけ」”あしたの国から”にも掲載され紹介されています。
(田郷岡さんの講話内容)

インターネットではeBayとEtayのサイトを利用して世界に販売しているが、最近は国内での販売も伸びてきており、お客様からは、店はどこ、教室はやっているの、との問い合わせが多くなってきています。そのため店舗の必要性を感じているものの、秋田市内には、チャレンジショップ(工房) がなく、また公立美術大学の周りにもさえも何もありません。 秋田市に東北唯一の公立美術大学があるのですから、周辺に工房やショップがあってもよいと思います。美術大学を卒業しても、秋田には就職先がほとんどなく、県外へ転出する学生が多いのが現状です。 また作家活動をしたくても、安く借りられる場所がなく残念に思っています。秋田市で1年くらいの時限でもよいので補助金をつけて、空き店舗・空き家を借り上げて、若手作家を育てるような支援をして欲しいと思います。 また経営面での適切なアドバイスをしてくれる専門家や若手作家が居住できるシェアハウスの必要性も痛感しています。

当NPO法人では、田郷岡さんの要望に応えるべくサポートしていきたいと思います。